EAPは、アメリカで生まれたプログラムですので、EAP先進国であるアメリカではEAP機関に対する機能認定制度が浸透しており、企業がEAP機関のサービスを受け易い環境が整備されています。日本国内にも様々なEAPサービス提供機関がありますが、サービス内容や質は様々なのが現状です。日本にもアメリカ同様の制度があれば、企業はメンタルヘルスサービス機関を利用しやすくなり、企業におけるメンタルヘルス対策の推進、業務効率の向上等に繋がります。
そこで、国内の産業医学・産業保健をリードする産業医科大学では、アメリカのEAP認定機関であるCOA (Council on Accreditation)とEAP機関の質の管理・評価の第一人者であるD・A・マッシー博士の全面的な協力により、COAの認定基準やガイドライン等を日本の事情を考慮し改変した日本版評価基準を作成し、これによりメンタルヘルスサービス機関の認定を行っています。